十「誰かが言ったことの影響」

私の考えです。
今日は、六十項目の
十「誰かが言ったことの影響」です。
昨日は何を話しましたか?一昨日は何を話しましたか?誰かと一緒にいるときに
話すことはありますか?
聞くだけでも何かを聞くことは出来ますね。何を聞きましたか?
日々色々な場所で色々なことが話されています。
あることについての良い噂、悪い噂。友達の話し、学校の先生の話し、
学校の授業の話し、部活の話し、あるお店についての話し、会社での仕事の話し、
政治の話し、経済の話し、料理の話し、スポーツの話し、上げればきりがないほど、
日々色々なことが話されていますね。
この話とはいったいなんだと思いますか?この話はいったい社会にどのような
影響を与えると思いますか?もっと言えば、個人に対する影響はどのような
ものだと思いますか?
実は、何気ない会話から生まれる力とはとても大きなものなのです。人が動くのに
必要なのが言葉のエネルギーなのです。
人は、言葉を話す生き物です。言葉を理解することで、心が変動していく
生き物です。
言葉だけに焦点を絞って話をしてみましょうか。言葉がなぜあるか分かりますか?
あると便利だからあると思いますか?
では、なぜ人間だけ、言葉というものをもっているのですか?他の動物もあれば
便利ではないのですか?
話は簡単です。人間は言葉を話すことが出来るように出来ていて、その言葉を
学習し、理解する能力をもっているのです。他の動物が、人間のように言葉を
話さないのは、そのように出来ているからです。創造する段階で明確な区別が
人間と他の動物にはあるのです。たとえ、人間と同じくらいの知能があったと
しても、言葉を持つことは他の動物には許されていないのです。なぜだと思い
ますか?それは、人間がこの世界を動かすためです。
もしも、他の動物が人間と同じように言葉を持っていて、話しかけてきたら
どうしますか?人間の世界にも人種差別というものがありましたね。それが、
多種多様に渡ることになります。そのような世界は成り立たないのです。
しかし、動物も人間の言っていることを理解し、真似ることは出来ます。
ただ同じ言葉を持つことが出来ないのです。この世界を人間主動で動かすため
なのです。なぜ人間主動でなければならないのかは、人一人にある宇宙という
ものが、他の動物一体にある宇宙と異なるからなのです。
人間の宇宙とは、この世界を創った創造主の宇宙と一緒なのです。言いかえ
れば、人間は、創造主自身が創った存在であり、分身にもなりえるのです。
ですから、人間は色々なものを産み出すことが出来ますね。
その知恵は言葉というものを通じて伝え、広め、より進化させることが
出来ます。人間には、もともと他の動物とは違った可能性が与えられて
いるのです。
その力を神の力といいます。人間はひとりひとりが神であり、この世界に
新たなものを産み出す力を持っています。
しかし、実は神とは、一人だけでは何も出来ない存在なのです。人間は
生まれるときに、必ず親がいますね。生まれた時点で何も手を差し伸べられ
なければ生きることもできないのです。
人間の可能性とは、創造主の可能性に近いものがあるのですが、創造主と
人間の違いは、誕生したときから己の意識ひとつで、新たなものを派生させ
世界を創り上げたものと、その原型だった世界の中で生きるものとの違いです。
人がなぜ言葉を話すのかは、創造主の持つ可能性を多くの人間に分け
与えるためなのです。
誰かが言ったことの影響とは、人間個人個人が発する言葉が産み出す可能性の
ことを言っているのです。
あなたの言葉が、もしかしたら世界を変えていくのかもしれないですね。

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